グローバル

公正な再建のための集い

〜希望ある復興のために〜

April 9-11, 2021

4月9〜11日、世界中の人々が結集し、みんなで未来を再考しました。3日間にわたるオンラインイベント、「ジャスト・リカバリー(公正な再建) 」では、参加型のワークショップやカルチャーセッション、すぐに役立つトレーニングが開催されました。ここで生まれたつながりを絶やすことなく、引き続き様々な形で気候ムーブメントにご参加ください。

 

注目の動画

ジャスト・リカバリー(公正な再建)では、パワフルなパネルディスカッションやワークショップをはじめとした、様々なセッションが盛り沢山でした。注目のハイライトの一部を、こちらからご覧いただけます。

1. パネルディスカッション1:万人のためのジャスト・リカバリー(公正な再建)


2. 地球滅亡を先送りするには


3. 地に足をつける。気候科学の最新情報と私たちの心の健康


4.地球の守り手たちに耳を傾ける


5. インターセクショナリティを意識した組織づくりが急務:気候をめぐる黒人・先住民・有色人種の声


6. 化石燃料ファイナンスに終止符を


7. 正義を中心に据えてこそ、気候ソリューションは成功できる


8. パネルディスカッション3:若者たちによる組織づくりでパワー創出


カルチャーセッションワークショップ


文化环节工作坊

リソース

気候ムーブメントのさらなる成長に向け、スキルを高めていきましょう。そのためのリソースを、こちらからご覧いただけます:

こちらのガイドでは、対面式のイベントを、その温かみを失うことなく、オンラインスペースに移行する秘訣をお伝えします。執筆担当はジャンヌ・リワ(Jeanne Rewa)&ダニエル・ハンター(Daniel Hunter)。

Englishポーランド語・スペイン語・中国語(簡体字)・韓国語

パワフルで戦略的なムーブメントを起こし、気候対策に大きな成果をもたらすにはどうしたら良いかとお考えの方に、このガイドをお届けします。執筆担当はダニエル・ハンター。前書きはグレタ ・トゥーンベリが担当しています。

ESPAÑOL | FRANÇAIS | NEDERLANDS | PORTUGUÊS | РУССКИЙ | 日本語 | ENGLISH

デジタルツールを使用し、ストーリーを伝える方法について紹介したガイドです。執筆担当はテルマ・ヤング・ルトゥナタブア(Thelma Young-Lutunatabua)。

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気候変動と社会改革の専門家を目指し、知識を身につけましょう!そして自分ができることを学びましょう。

INDONESIA | ESPAÑOL | FRANÇAIS | PORTUGUÊS | TÜRKÇE | Русский | ENGLISH

より良い世界を描き、築いていくための質問です。執筆担当は、マルセル・タミナート(Marcel Taminato)。

ENGLISH

アートを通じ戦略を強化、ビジョンに息吹を吹き込むための、アクティビスト向けガイドです。執筆者のデヴィッド・ソルニット(David Solnit)&ケヴィン・バックランド(Kevin Buckland)に感謝。

英語版のみ

トレーニング戦略、企画、運営に役立つ、その他のツールやリソースは、こちらからご覧いただけます。

参加する

ジャスト・リカバリー(公正な再建)後も、お近くのキャンペーンに参加し、活動を続けていきましょう。下記に参加可能なアクションをご紹介します:

 

グローバル

  • 化石燃料ファイナンス打ち切りへ誓い – 気候危機の深刻化に歯止めをかけようと、数百万の人々が取り組んできました。そんな今こそ、資金の流れを追跡し、すべての銀行や保険会社、政府に対し、化石燃料産業への投資を打ち切るよう働きかけるべきときです。
  • Newsletter for the Future(未来のためのニュースレター) –「Fridays for Future(未来のための金曜日)」のニュースレータに配信登録 し、最新情報を受け取りましょう。
  • Go Clean, ICBC(化石燃料ゼロのICBCを) – 銀行世界最大手のICBC(中国工商銀行)は、危険で汚い石炭投資から手を引くことで、世界最高の銀行になる大きな可能性を秘めています。この共同キャンペーンは、まもなくスタートします。それまでに、キャンペーンへの参加を約束 してください。変化を起こすチャンスをお知らせします。

 

アジア

  • Move the Money for a Just Recovery(公正な再建に向けた資金の移行) – アジアにおけるジャスト・リカバリー(公正な再建)を目指し、今こそ、資金を動かすべきときです!世界人口の6割を占めるアジアには、気候変動やコロナパンデミックの影響に脆弱な地域が多数存在します。国際金融機関や多国籍開発金融機関、輸出信用機関は、一丸となって化石燃料投資を打ち切り、誰一人取り残されることのない、公正な再建に向けた道筋を示すべきです。汚れた化石燃料から資金を引き上げるよう、公的開発銀行に求めるため、ご署名ください。
  • 日本のメガバンクキャンペーン – 日本政府による化石燃料への公的支援の状況や、パリ協定に基づき策定した削減目標について、他のG20諸国と比較しながら学びます。
  • レッツ・ダイベスト – 口座から 未来を変えよう。預金先の銀行に「クールバンクに変更する意志」があることを伝え、方針転換を促します。「クールバンクに乗り替えました!」と報告することでよりパワフルに方針転換を後押します。
  • ATO4NEN – 日本政府は、国のエネルギーの未来を決める重要な政策「エネルギー基本計画」の見直しを行っています。そんな中、化石燃料や原発に依存してきた企業の目先の経済利益ではなく、環境と未来を守るよう求める声が高まっています。あなたもぜひ、ご参加ください。
  • 雇用創出オムニバス法 – インドネシア政府は、労働や環境に関する規制を大幅に緩和することで雇用創出を促す法案を承認しました。これにより、労働者の権利や環境保護のため、また先住民や農家、気候変動の影響がもっとも深刻な地域を守るための対策が、蔑(ないがし)ろにされる恐れがあります。権利のために闘うインドネシアの人々への連帯を示すため、ご署名をお願いします。
  • Clean Air for Adana(アダナにキレイな空気を) – 地中海に面したトルコ・アダナ県のイスケンデルン湾は、強烈な汚染企業に囲まれています。現在、同地域ではHunutlu石炭火力発電所が建設中ですが、私たちはこれを差し止め、アダナの空気を汚さないよう求めています。
  • Junk Terror Law(反テロ法はゴミ箱へ) – 反テロ法に抗議する、フィリピンの環境保護活動家と共に立ち上がりましょう!地球や人々を守るための活動は、テロ行為ではありません。フィリピン国会を通じ、ドゥテルテ政権に反テロ法撤回を要請するため、ご署名をお願いします。
  • Green New Deal(グリーン・ニューディール) – バングラデシュ政府は、エネルギー移行計画から、石炭およびガスを除外しなくてはいけません。石炭発電所プロジェクトを中止する代わりに、建設予定地には、新たな太陽光エネルギープロジェクトを立ち上げるべきです。

 

ヨーロッパ

  • End Fossil Finance(化石燃料ファイナンスに終止符を) – 公的金融機関および民間の銀行は、毎年数千億ユーロもの資金を化石燃料産業に投入しています。これを阻止する唯一の方法は、個人個人が立ち上がり、お互いにつながり合い、みんなの力を結束し継続的に取り組むことです。
  • 気候犯罪者への資金提供に、ノー! – 私たちは、欧州中央銀行(ECB)および同銀行のクリスティーナ・ラガルド総裁に、こう訴えかけています:温室効果ガスを撒き散らす化石燃料企業に、巨額の資金を注ぎ込まないでください。気候危機への資金投入はいますぐストップ!(EN / FR / DE / NL)
  • Green New Deal(グリーン・ニューディール) – 今こそ、英国政府は一歩前に踏み出し、健康・雇用・気候アクションに向けた本気の計画を打ち立てるべきときです。
  • イングランド銀行(BOE)・英国ファイナンス
  • Kein Geld Für Klimaverbrecher / ECB – Europa befindet sich wieder im Lockdown. Die Europäische Zentralbank gibt Corona-Finanzhilfen in Höhe mehrerer Milliarden Euro frei – und lässt sie Kohle-, Öl- und Gaskonzernen wie Shell und Total zukommen.Eigentlich sollen diese Gelder dazu dienen, dass sich Menschen und die Wirtschaft von der Corona-Krise erholen können. Stattdessen werden damit Unternehmen unterstützt, die auf der ganzen Welt die Umwelt verschmutzen und gegen Menschenrechte verstoßen. HANDLE JETZT, damit sich das nicht wiederholt.

 

アフリカ

  • Stop EACOP(東アフリカ原油パイプラインをストップ) – アフリカ最大手のスタンダード銀行および日本の三井住友銀行(SMBC)は、ウガンダとタンザニアを1443㎞にわたり横断する原油パイプラインへの融資を、まもなく承認してしまいます。建設された場合、世界最長の加熱パイプラインとなる「東アフリカ原油パイプライン(EACOP) 」は、ウガンダ とタンザニア両国において、建設予定地周辺の住民に大規模移住を余儀なくさせた上、保護対象に指定されている環境、水源、湿地を深刻な脅威にさらす恐れがあります。請願書にご署名のうえ、このプロジェクトへの投資から手を引き、代わりに将来世代にわたり東アフリカ経済にプラスの影響をもたらす、グリーンプロジェクトへの投資に注力するよう、両銀行に訴えかけましょう。
  • コンゴ・ヴィルンガ国立公園での石油開発をストップ – コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園およびサロンガ国立公園は、多様性豊かな素晴らしい生態系や、非常に珍しい動植物に恵まれ、優れた普遍的価値を有しています。ところが両国立公園は今、脅威にさらされています。同国政府が炭化水素省(Ministry of Hydrocarbons)を通じ、この地域での石油開発を許可しようとしているのです。開発予定地周辺の住民や市民団体は、微妙なバランスで成り立つ生態系を壊す石油採掘について、承認手続きを直ちに白紙撤回するよう求めています。承認手続きが進められている土地には、ユネスコ世界遺産およラムサール条約に登録されている、ヴィルンガ・サロンガ両国立公園の一部も含まれます。

 

中南米

  • アマゾン熱帯雨林を、石油とガスから解放する – ブラジルのアマゾン熱帯雨林では、47の先住民族コミュニティと22の保全地域が、石油・ガス産業の影響を受ける恐れがあります。2020年12月4日、ブラジル国家石油庁(ANP)は、またしても先住民の土地や保全地区を含む土地を競売にかけ、化石燃料開発に明け渡すつもりです。なんとしても阻止しなければいけません!
  • Legisladores x el Ambiente / 環境のための議員連盟 – Trabajamos por leyes que impulsan iniciativas sustentables, protegen los recursos naturales
    y velan por la seguridad de las poblaciones amenazadas por la crisis climática.

 

北アメリカ

  • Build Back Fossil Free(脱化石燃料に向けてもう一度) – 米国は危機的状況にあります。パンデミックと気候大災害の最中、過去最多の有権者が大統領選に向かい、あなた(バイデン大統領)に投票しました。今度は、あなたが公約を果たすべきときです。化石燃料開発の時代に終止符を打ち、気候危機とコロナ危機にさらされる地域社会を守ってください。そして脱化石燃料に向け、再び動き出していきましょう #Build Back Fossil Free
  • Pass the Just Transition Act(公正な移行に向けた法整備を) – 再エネ移行に伴う労働者への支援を約束したトルドー首相ですが、その公約は未だ果たされておらず、これ以上、労働者は待っていることなどできません。必要なのはアクションです。首相は公約通り、「Just Transition Act(公正な移行法)」を成立させるべきです。

 

オセアニア

  • Our Islands Our Home(私たちの島、私たちの故郷) – トレス海峡諸島の住民たちは、気候変動に対し無策であることは人権侵害にあたるとして、オーストラリア連邦政府を相手に、初となる気候変動訴訟を起こしました。
  • Cut the Money(資金源を断つ)
  • ACC, Go Fossil Free(化石燃料ゼロのACCを) – ニュージーランド事故補償制度(ACC)は、同国の主要公的投資ファンドでもありますが、2億ドル以上もの公的資金を汚い化石燃料産業に投入してきました。その影響を知りながら、二酸化炭素を(CO2)を大量に排出、気候を崩壊寸前にまで追い込み、今もその危機を深刻化させている企業に、です。脱化石燃料に向け動き出すよう、ACCに訴えかけましょう。
  • Pacific Demands for Just Recovery(公正な再建に向けた太平洋の要請) – 太平洋諸島のリーダーたちは、政策をめぐる市民の要請に応えることで、気候危機と公正な再建に確固たる姿勢で臨むべきです。
  • Matagi Malohi(強い風) – こちらは、気候変動の影響が深刻な太平洋諸島からの映像です。私たちは、島民たちの励みとなるよう、島嶼国のストーリーを映像で伝えます。ただし気候危機の被害者としてではなく、リーダーであり、ヒーラー(癒す人)であり、アーティストであり、子どもを育み、田畑を耕し、海を渡り、航海する人々でもある、という島民の姿を描きます。

 

登壇した話し手およびアーティスト


登壇した話し手およびアーティスト

イベントでは、世界各地のパワフルな気候リーダーたちが登壇、またあらゆるレベルの経験者を対象とした、参加型のワークショップ&セッションが開催されました。